Thursday, August 16, 2012

革の種類

レザーケアを行う上で “ 革の種類 ” は、知っておきたい知識の一つではないでしょうか。
今回は靴や鞄、ジャケットなどによく使用される最も身近な「牛革」について、鞣し方とその特徴を簡単にご紹介させて頂こうと思います。

牛の革には、個体の性別や産まれてから収獲までの期間により種類分けされています。

◇ハラコ(腹子)
・母牛の腹の中にいる産まれる前の胎児から穫れる革
・大変希少性が高い

◇ベビーカーフ
・タンニン鞣しをされた、生後3ヶ月以内の仔牛の革
・非常にキメが細かく、柔らかい

◇カーフ
・生後6ヶ月以内の仔牛の革
・キメが細かく伸縮性が高い

◇キップ
・生後6ヶ月~2年以内の仔牛、成牛の革
・靴に使われる革としては、最も多く使用されている

◇ステアハイド
・生後2年以上経過した、去勢した雄牛の革
・一般的に革製品として出回っている最も多い革

◇カウハイド
・生後2年以上経過した、出産経験済みの雌牛の革
・薄く柔らかい

◇ブル
・生後3年以上経過した、雄牛の革
・硬く肉厚で、強度が高い

※基本的に、牛革はすべて肉牛の皮が使用されます。
※生後間も無い程、皮に傷が少なくしなやかで上質とされています。
※雄牛を去勢するのは繁殖期の雄同士の争いを避け、傷を減らす事が目的。


牛革の主な種類は以上の通りです。
使用する面により、表革・裏革とさらに細かく分けられます。

《表革》
表面の毛の生えた表皮を取り除き、銀面(デリケートな薄皮)を使用する革

◆スムース
・最も一般的な銀付きの表革

◆型押し
・表面をエンボス加工し、人工的にシワやシボをつけた革
・ワニやオーストリッチなどの革にそっくりに加工する事もある

◆ヌバック
・銀面をヤスリなどで毛羽立たせた革
・傷が目立ちにくい為、登山靴などによく使用される

◆エナメル
・表面にエナメルペイントを施した革
・水に強く、磨かなくても艶がある為パーティー用の靴に使用される

《裏革》
裏面の脂を取り除き、タンパク質繊維を使用する革

◆スエード
・タンパク質繊維をヤスリなどで毛羽立たせた革


以上の種類に分けられます。



次回は鞣しについてご紹介させて頂きます。


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